吉野家値下げ、牛丼280円に

牛丼チェーン「吉野家」を展開する吉野家ホールディングス(HD)は10日、価格体系を18日から変更すると発表した。牛丼の「並盛」は現行の380円から280円への値下げ。米国産牛肉の輸入規制が2月に緩和されたことに伴い、材料の調達難で一時販売休止に追い込まれた2004年時点の価格水準に引き下げる。

 値下げは18日午前10時に一部店舗を除き実施。「大盛」は40円安い440円、「特盛」は90円安い540円とし、牛皿もサイズ別に40〜90円値下げする。

 ライバルのすき家は、牛丼を各サイズ一律で30円値引きする「春の感謝祭」を12日午前8時まで実施中。松屋も全国店舗1000店達成を記念し、15日午後3時まで牛丼商品を30円値下げしている。吉野家HDは「輸入緩和によって、最適な牛肉調達が可能になった。期間限定の値下げではない」としている。